カンボジア・ハーブ工房だより~ベランダガーデン


プノンペンにあるハーブ工房では、ベランダで季節ごとにハーブを育てています。

ハーブ工房らしい景観にしたい・・・というのもありますが、地方部で栽培してもらっているハーブが、どんな風に生長し、どのタイミングで花が咲くのか?とか、成長の過程で出てくる課題などを調査することも目的です。

時折、すごく興味深い発見があったりするんですよ。

昨年、ローゼル(ハイビスカス)を数本、工房の庭で育てていました。最初はいい感じで成長していたのですが、収穫期に近づき花が咲き始めると、すごい数の害虫が寄ってきて・・・。お酢に唐辛子を混ぜたものを虫除けにスプレーしたりしても全然効果がなく、全滅してしまいました(涙)

『パートナーさん達の畑も悲惨な状況なのかぁ?』と思って畑を訪問すると、どこも活き活きと育っているじゃないですか!プノンペンがローゼルの生育に適していないのかなぁ?とかいろいろ考えていた時、パートナー栽培地のひとつである診療所の所長が興味深いコメントをくれました。

『プノンペンは、都会すぎて害虫を食べる益虫もいない。その点田舎は、自然がいっぱいで、害虫も居るけど、それを食べる益虫とのバランスが取れてるんだよ。それと、ここは周りに多種多様な植物があるから、何かひとつが集中的にやられることも少ないと思うよ。』

なるほど~!なんだかすごく納得した瞬間でした^^

IMG_0799_sパートナーファームで元気に育つローゼル

そんなわけで、今年はローゼルを事務所に植えるのはやめましたが、代わりにバタフライピー、パッションフラワー、そしてパパイヤの木が順調に生育中です♪バタフライピーは去年も植えましたが、こちらは害虫も付かず、健康にぐんぐん育ち、こぼれ種から次々発芽して、常にかわいい青いお花を咲かせてくれています。

今朝は、育ち始めたバタフライピーとパッションフラワーのために、ロープを張ってあげました。雨季も本格的になり、事務所が活き活きした緑に包まれています♪

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