シェムリアップ☆バイヨン中学校からバタフライピーが届きました


今年のカンボジアの3月は、例年に比べて涼しく過ごしやすい日が続いています。乾季のこの時期は、ハーブの乾燥がし易い時期で、各地のパートナー生産者さんからハーブが続々と届いています♪

今日は世界遺産、アンコールワットの街シェムリアップにあるバイヨン中学校でのハーブ栽培の取り組みについてご紹介したいと思います。

バイヨン中学校の敷地

バイヨン中学校

この中学校はアンコール遺跡に程近いアンコールクラウ村というところに、NGO『JST-アンコール人材養成支援機構』の支援で2013年に建設されました。かつてこの地域には中学校がなく、進学するためには8キロ以上離れた市内の中学校へ行くしかなかったそうです。バイヨン中学校が建設され、近隣の村も含め5つの小学校の卒業生たちにとって、中学校進学の可能性ができました。

バイヨン中学校では授業の一環として、オーガニックの野菜栽培、魚の養殖などを行っていました。収益を学校運営に充てることで外部の支援だけに頼らない自助努力をしている学校です。

昨年2016年に、JSTさんのご紹介で、バイヨン中学校がハーブの栽培に取り組み始めてくれました。最初のハーブとして、学校の美化にも一役買える青いお花が綺麗なバタフライピー(蝶豆)を選びました。もともと野菜栽培を行ってきた中学校だけあって、バタフライピーも健康に立派な株を育ててくれました。

バタフライピーの世話をする生徒たち

バタフライピーの世話をする生徒たち

収穫が始まると、天日干し乾燥の手順を覚えてもらうために、JSTさんの日本人インターン生たちが活躍してくれました。私たちからお伝えした手順を学校の先生や生徒と一緒に行い、試行錯誤、改善も加えながら取り組んでくれました。天日干し作業は、乾燥が甘いとカビが生えます。雨季の真っ最中は乾燥のタイミングをつかむのが難しく、干し過ぎると色が褪せてしまいます。何度か失敗しながら、生徒も先生もインターン生たちも諦めずに取り組んでくれました。

収穫作業中

収穫作業中

ひとつずつ、丁寧に手作業で

ひとつずつ、丁寧に手作業で

バイヨン中学校の校長先生

バイヨン中学校の校長先生

昨年末にシェムリアップを訪れた際、完璧に乾燥されたバタフライピーを少量受け取り、ついに乾燥方法を取得したね!と先生たちと喜び合って以来数ヶ月。今回1キロ近い乾燥ハーブをバイヨン中学校から受け取りました!色も美しく残っていて、文句なく美しい製品になりました♪ これからもぜひ、Demeterハーブの信頼できるパートナー生産者として、生産を続けて頂きたいと思っています。

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