ドンソック村のコミュニティため池でレモングラス栽培


Roselle Stones Khmer代表の西口みちえです。

きょうは、学校ハーブ園プロジェクトから生まれた新しい展開につていの報告です。8月に、JVC Cambodiaからの紹介で、シェムリアップのオーサマキ小学校が学校ハーブ園プロジェクトへ参加することが決まりました。

オーサマキ小学校があるドンソック村では、JVC Cambodiaが長年農業関係のプロジェクトに取り組んでおられ、村には共同で使うため池が掘られています。そのため池の周りに、今年の雨季の始まり頃レモングラスを植えたそうです。オーサマキ小学校でこれからハーブ園が始まるのですが、コミュニティため池のレモングラスを、村の有志で乾燥させてみたいという提案を頂きました。

雨季の初め頃の植え付けの様子(写真:JVC Cambodia提供)

学校ハーブ園プロジェクトでは、将来的に活動がコミュニティ全体に広がっていくことを期待しているのですが、JVC Cambodiaがこの村に入っておられるおかげで、思いがけず学校ハーブ園とコミュニティハーブ園が同時進行的に始まることになりました。

JVC Cambodiaでは Resource Farmという名前の試験農場を運営されていて、そこでは村で手に入るものを使ったたい肥作りや育てやすい植物の試験的栽培などを続けてこられました。前回オーサマキ小学校を訪れた帰りにResource Farmも見学させてもらいましたが、まさにResource(資源)の宝庫!あっちにもこっちにも、素晴らしい生育状態のハーブがありました。以前からスタッフさんがドライハーブも作っておられて、乾燥のコツなどもすでに熟知している様子。今年の初めころに乾燥させて保管していたというハーブを少し頂いて帰ってお茶にして飲んでみましたが、しっかり乾燥されていて品質もばっちりでした。こんなパートナーがすでに現地にいるって、本当に心強いです!

サンプルで頂いたハイビスカス茶葉

カンボジアのお盆が明ける10月初旬、レモングラスの乾燥に関するワークショップが実施される予定です。どれだけの村人が参加してくれるか。そして乾燥レモングラスがうまくできるか。楽しみです♪