2020年ドンソック村女性農業グループ🌿ハーブ生産まとめ


アンコールワット遺跡群のあるシェムリアップの街から車で約1時間、コンポントム州との境に近いコンポンクダイ郡に位置するドンソック村。

村の有志女性グループとデメテルハーブティーの2020年の乾燥ハーブ取り引き記録です。

  • 千日紅:3.1kg
  • コブミカン葉:2.6kg
  • 生姜:4.8kg
  • パッションフラワー:9kg
  • ミント:2kg
  • ローゼルハイビスカス:7.4kg
  • レモングラス:7.3kg
  • ターメリック:2.1kg
  • モリンガ:9.8kg
  • 青マンゴー:1kg

ドンソック村女性グループは、この地域で長年活動されているNGO、 JVC Cambodia さんのご紹介で取り引きが始まりました。

モリンガの乾燥作業の様子(写真はJVC Cambodia提供)

JVCカンボジアが村の女性たちに教えてきた、村で手に入る材料を使ったオーガニック農業講習に参加しているお母さんたちが、自分たちの家にあるハーブを持ち寄って乾燥ハーブを作ってくれています。

2020年の後半には、「ドンソック村」の範囲を出て、周囲の村々からも参加者が出てきました。2021年からは、地域の呼び名を取って「コンポンクダイ女性農業グループ」と呼ぶことにします。

近所のお母さんたちが集まって一緒に作業する様子(写真はJVC Cambodia提供)

産業のないこの地域では、村の働き手の多くが隣国タイへ出稼ぎに行き、村にはお年寄りと女性だけが残っています。

デメテルハーブティーの乾燥ハーブ作りは、家の周囲にすでにあるハーブを使ってできることや、力仕事ではないので高齢の女性でも参加しやすいということで、多くの女性が参加してくれました。

売り上げで家族や家畜の突然の病気に対応できたとか、売り上げを貯めて自転車を買う予定だとか、嬉しい報告がたくさん寄せられています。

何より嬉しかったのは、ハーブ作りに参加したメンバーが売り上げの一部を出し合って、村の共同ため池にハンドポンプを設置したと聞いたときです。お母さんたちが自分たちで相談して決め、村の人たちの生活がより良くなるためにとアクションを起こしてくれたこの出来事は、ハーブの生産を通じて、地域の人たちの生活が少しでも良くなる一助となりたいというデメテルハーブティーの想いを体現してくれた出来事でした。

初めての乾燥ハーブ売り上げを受け取った直後のメンバー(写真はJVC Cambodia提供)

2021年は、ドンソック村を飛び出した「コンポンクダイ女性農業グループ」とともに、よりたくさんのデメテルハーブの生産をしていきたいと思います。

コンポンクダイ郡には、学校ハーブ園プログラム参加校のひとつ、オーサマキ小学校があります。コロナ対策の学校閉鎖が解かれ、学校での授業が安定してきたら、また改めて学校ハーブ園の活動も再開いたします。

ドンソック村女性農業グループで栽培したハーブは、現在日本で販売している7種類のブレンドハーブティーの全てに含まれています🌿

デメテルハーブティーの学校ハーブ園プログラムとは1. 環境教育(学校の美化緑化)2. 伝統文化の継承(カンボジア伝統医療)3. 学校運営費の支援(育てたハーブからの収益)の3つのアプローチで、カンボジアの学校教育環境を向上するために行う社会貢献活動です。

【デメテルハーブティーは、日本で1袋からお買い求め頂けます。】 デメテルカンボジアハーブストアをご確認ください。